環境対応型酸化防止剤/重合禁止剤
当社は酸化防止剤メーカーとしてこれまで蓄積してきた技術や知識を活かし、従来にはない独自の酸化防止剤を開発しました。
ステアラーTOC-2は天然物に広く存在するα-トコフェロールを主成分とした、環境対応型の酸化防止剤、重合禁止剤です。α-トコフェロールはビタミンEの1種であり安全性の高い化合物ですが、酸化による色相変化が生じやすいという欠点があります。
そのα-トコフェロールに着色防止成分を配合したのがステアラーTOC-2であり、色相変化を抑制しつつ、天然物由来の安全性と高い重合禁止性能、酸化防止性能を併せ持つ、工業用の環境対応型添加剤です。
ステアラーTOC-2
組成 | DL-α-トコフェロール(成分-1)と 着色防止成分(成分-2)の混合物 |
CAS番号 | (成分-1)10191-41-0 (成分-2)登録あり |
既存化学物質番号 | 成分-1 (化審法)9-864 (安衛法)8-(4)-651 |
成分-2 (化審法)登録あり (安衛法)登録あり | |
外観 | 黄色~褐色液体 |
開発ステージ | ラボ |
特徴
沸点350℃以上の非水溶性液状酸化防止剤であり、一般的な有機溶媒に可溶です
アクリル酸エステルに対する重合禁止性能
*前処理を⾏なったアクリル酸エステルに対し重合禁⽌剤を加え、 密閉容器中で重合が起こるまでの時間を測定。
アクリル酸エステルに対して、従来品以上の高い重合禁止性能を示します。
NOxガスによる色相安定性試験
NOx処理により従来の酸化防止剤が黄変してしまうのに対し、ステアラーTOC-2は高い着色安定性を示します。
※掲載データは代表例であり、保証値を⽰したものではありません。
サンプル、試験データ等ご用意しておりますのでお問い合わせください。