RESEARCH AND
DEVELOPMENT

重合禁止剤用着色防止剤

精工化学は、重合禁止剤に関するあらゆるニーズにお応えすべく研究開発に取り組んでいます。その中で開発されたのが、重合禁止剤に由来する色変を低減可能な着色防止剤『CSP』『CSS』です。
(メタ)アクリル酸誘導体などの重合性モノマーは取り扱い上の問題から重合禁止剤を添加していますが、添加剤を含むモノマーを製品に加工する際、条件によっては重合禁止剤の変色が起こり、製品が着色してしまう場合があります。CSPまたはCSSをモノマーやポリマー等に添加することで、重合禁止剤由来の着色を低減することができます。

CSP

CAS番号登録あり
既存化学物質番号(化審法)登録あり
(安衛法)登録あり
外観白色固体
融点80℃以上
開発ステージパイロット

CSS

CAS番号登録あり
既存化学物質番号(化審法)登録あり
(安衛法)登録あり
外観無色液体
沸点126℃
開発ステージラボ

CSPの着色防止性能

4-メトキシフェノール(メトキノン)を含むアクリル系モノマーに対してCSPまたはCSSを添加し、NOxガスを吹き込んだ後、処理前後の色変をガードナー比色計で測定しました。

グラフが大きいほど、NOx処理後の着色が大きいことを示しています。

色相の堅ろう性を評価するためのNOx試験において、メトキノンのみでは黄変が起こってしまいますが、CSPまたはCSSを併用すると着色安定性が向上することが分かります。

重合禁止剤の効果低下はありません。
アクリル系塗料、接着剤のゲル化防止剤の着色防止にも効果を発揮します。
特許第5162306

サンプル、試験データ等ご用意しておりますのでお問い合わせください。

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