反応性老化防止剤
ゴム用老化防止剤メーカーとして、これまで蓄積してきた技術や知識を活かし、これまでに無いユニークなタイプの老化防止剤を開発しております。
4Aマレイミド
CAS番号 | 32099-65-3 |
既存化学物質番号 | (化審法)無し (安衛法)- |
組成 | N-(p-アニリノフェニル)マレイミド |
外観 | 黄橙色粉末 |
開発ステージ | パイロット |
特徴
従来の老化防止剤はゴム中へ分散しただけであるため、高温環境下では揮発、油接触環境下では抽出などが起こり、十分な効果が発揮されない場合があります。そこで、ポリマー鎖への反応が期待できる老化防止剤として開発したのが4Aマレイミドです。4Aマレイミドを添加することでポリマー鎖と老化防止剤が反応するため、揮発や抽出がされにくく長期にわたって老化防止効果が期待できます。
油浸漬有無でのNBRに対する効果(EB保持率)
4Aマレイミドは、通常の熱老化試験においてEB保持率が最も高い結果ですが、油浸漬後の熱老化試験では更に他を上回る結果でした。